Cloudflare は 2 種類のパケットキャプチャ(PCAP)に対応しています。full と sample です。 パケットキャプチャは生のネットワークトラフィックを記録します。Wireshark などのツールでオフライン検査できます。デフォルトはフルパケットキャプチャです。
直近のトラフィックをすばやく確認したいときは、サンプルパケットキャプチャを使います。 パケットキャプチャが照会するのは、すでに Cloudflare のネットワークを通過した過去のトラフィックです。新しいトラフィックではありません。開始するとすぐに完了します。
サンプルキャプチャは Cloudflare ダッシュボードで確認できます。各パケットの先頭 160 バイトだけが含まれるため、ヘッダーの取得には向きますが、詳細なパケットデータは得られません。Cloudflare は全データセンターからこのデータを集め、PCAP ファイルにまとめます。ネットワーク全体のトラフィックを俯瞰できます。
完全なパケットペイロードが必要な場合や、キャプチャしたいトラフィックの発生頻度が低い場合は、フルパケットキャプチャを使います。
フルパケットキャプチャは、設定したフィルターに一致する新しいトラフィックを、Cloudflare のネットワーク上で監視します。サンプルキャプチャと異なり、キャプチャ開始後に到着したパケットを記録し、過去のデータは対象外です。
フルキャプチャにはヘッダーだけでなく、パケットデータ全体が含まれます。一致したパケットデータは、自分で所有・設定するクラウドストレージバケットへ直接保存されます。Cloudflare ダッシュボードでは表示できません。できた PCAP ファイルをダウンロードし、Wireshark などのパケットキャプチャツールで分析できます。
フルパケットキャプチャを始める前に、クラウドストレージバケットを用意して設定しておきます。設定手順は、このセクションの各記事を参照してください。