Dynamic steering(動的ステアリング)は、ヘルスモニターのデータを使い、指定した Cloudflare リージョンまたはデータセンターで最速のプールを特定します。
Dynamic steering は、RTT の指数加重移動平均(EWMA)に基づくラウンドトリップタイム(RTT)プロファイルを作り、最速のプールを決めます。あるリージョンまたはコロケーションセンターで、そのプールの最新 RTT データがない場合、Cloudflare はフェイルオーバー順でプールへトラフィックを送ります。
RTT の値は、ヘルスプローブのリクエストのたびに収集し、エンドポイントからモニターリクエストへの応答に基づきます。リクエストがあると、Cloudflare は RTT データを確認し、その値でプールを並べ替えます。
プールで初めて Dynamic steering を有効にするときは、Cloudflare がそのプールの RTT プロファイルを作るあいだ、反映まで 10 分ほど待ってください。
TCP ヘルスモニターでは、クラウドプロバイダーのエッジロケーションで TCP を終端している場合、算出されたレイテンシがエンドポイントまでの実際のレイテンシと一致しないことがあります。
次の図は、北米東部、ヨーロッパ、オーストラリアの 3 リージョンのうち、EWMA が最も低いプールへ Cloudflare がトラフィックを振る例です。この場合、RTT が最も低い ENAM プールが選ばれます。