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非公式本サイトは非公式の日本語ドキュメントであり、Cloudflare 公式サイトではありません。最新情報はdevelopers.cloudflare.comをご確認ください。

ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR

最終更新 Markdown で表示Agent セットアップ

サイト訪問者が、次のような SSL プロトコルエラーに遭遇することがあります。

  • ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR(Chrome)
  • Secure Connection Failed または PR_END_OF_FILE_ERROR(Firefox)
  • Safari can't open the page because it couldn't establish a secure connection to the server(Safari)

これらのエラーは、SSL/TLS ハンドシェイクが失敗したことを示します。証明書の問題、プロトコルの非互換、ネットワークの干渉など、原因はさまざまです。

まずよくある原因を除外する

プロトコル固有の調査に入る前に、次が原因でないことを確認してください。

  • 証明書がまだ有効になっていない — ドメインを最近追加した場合は、Universal SSL 証明書が有効になる まで待ちます。
  • 複数階層のサブドメインが対象外 — Universal SSL がカバーするのは、1 階層のサブドメインだけです。対処は ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH を参照してください。
  • 暗号スイートの不一致 — 古いクライアントは、新しい暗号スイートに対応していないことがあります。設定オプションは 暗号スイート を参照してください。

HTTP/3(QUIC)の互換性を確認する

HTTP/3 は UDP 上の QUIC プロトコルを使います。一部のネットワーク、ファイアウォール、デバイスでは完全にサポートされていません。訪問者が断続的な SSL プロトコルエラーに遭遇する場合、原因は HTTP/3 である可能性があります。

HTTP/3 が疑わしいとき

  • エラーが毎回ではなく、断続的に起きる
  • 一部の訪問者だけに影響する(企業ネットワークや特定の ISP であることが多い)
  • 何度か更新するとサイトが使える、と訪問者が報告する
  • VPN を使うと問題が起きない

確認方法

原因かどうかを切り分けるため、一時的に HTTP/3 を無効にします。

  1. Cloudflare ダッシュボードで、Protocol Optimization ページを開きます。 Settings を開く ↗
  2. HTTP/3 (with QUIC) をオフにします。
  3. 影響を受けている訪問者に、再度確認してもらいます。

HTTP/3 を無効にすると解消する場合、訪問者のネットワークがポート 443 の UDP 通信を遮断しているか、正しく扱えていない可能性が高いです。テスト後は HTTP/3 を再度有効にし、訪問者と協力して具体的なネットワーク問題を特定してください。


TLS 1.3 の互換性を確認する

TLS 1.3 は TLS プロトコルの最新バージョンで、セキュリティと性能が向上しています。ただし、SSL/TLS 検査を行う一部のネットワークセキュリティ機器は、TLS 1.3 を完全にはサポートしていません。

TLS 1.3 が疑わしいとき

  • SSL 検査のある企業ネットワークを使う訪問者が、接続の問題を報告する
  • 訪問者の端末に、HTTPS スキャン機能付きのアンチウイルスソフトがインストールされている
  • 特定の訪問者では毎回エラーになるが、ほかの訪問者では起きない

確認方法

原因かどうかを切り分けるため、一時的に TLS 1.3 を無効にします。

  1. Cloudflare ダッシュボードで、Edge Certificates ページを開きます。 Edge Certificates を開く ↗
  2. TLS 1.3 を見つけてオフにします。
  3. 影響を受けている訪問者に、再度確認してもらいます。

TLS 1.3 を無効にすると解消する場合、訪問者のネットワークに TLS 1.3 非対応のミドルボックス(ファイアウォール、プロキシ、アンチウイルス)があります。テスト後は TLS 1.3 を再度有効にし、訪問者に次を依頼してください。

  • セキュリティソフトを、TLS 1.3 対応バージョンに更新する
  • IT 部門に連絡し、ネットワークセキュリティ機器を更新してもらう
  • アンチウイルスソフトの HTTPS スキャンを一時的に無効にする

根本原因を特定できない場合は、失敗した TLS ハンドシェイクを示す、影響を受けている訪問者からのパケットキャプチャを添えて Cloudflare Support に問い合わせてください


ISP とネットワークの干渉

一部のインターネットサービスプロバイダー(ISP)や企業ネットワークは、HTTPS 接続を妨げるセキュリティ機能を導入しています。

  • ディープパケットインスペクション(DPI) — 暗号化トラフィックを検査し、解析できない接続を妨げることがあります
  • SSL/TLS 傍受プロキシ — トラフィックを傍受して再暗号化します。新しいプロトコルでは失敗することがあります
  • ペアレンタルコントロールやコンテンツフィルター — 特定サイトへの接続を遮断したり妨げたりすることがあります
  • キャリアグレード NAT(CGNAT) — 接続の問題を起こすことがあります。特に QUIC のような UDP ベースのプロトコルで起きやすいです

ネットワーク干渉の見分け方

影響を受けている訪問者に、次を依頼してください。

  1. 別のネットワークを試す — Wi-Fi ではなくモバイルデータにする、または別の ISP を試す
  2. VPN を使う — VPN 経由でサイトが使える場合、ISP またはローカルネットワークが干渉している可能性が高いです
  3. ローカルのセキュリティソフトを無効にする — 確認のため、アンチウイルスやファイアウォールを一時的に無効にする
  4. ISP に確認する — 依頼すれば無効にできるセキュリティ機能を持つ ISP もあります

ネットワーク干渉が確認できた場合

原因が訪問者の ISP またはネットワークである場合:

  • 訪問者は、ドメインを許可リストに追加する、または特定のセキュリティ機能を無効にするよう、ISP に連絡する必要があることがあります
  • 企業ネットワークでは、IT 部門がファイアウォールやプロキシのルールを更新する必要があることがあります
  • サイト運営者としてできることは限られます。干渉は Cloudflare の外側で起きているためです

診断情報を収集する

上記の手順で解決しない場合は、影響を受けている訪問者から次の情報を集めてください。

  1. Cloudflare の診断データ — 訪問者に https://your-domain.com/cdn-cgi/trace へアクセスしてもらい、出力を共有してもらいます
  2. 正確なエラーメッセージ — ブラウザーに表示されたエラー全文とエラーコード
  3. ブラウザーと OS のバージョン — インストールされているセキュリティソフトも含む
  4. ネットワーク情報 — 企業ネットワークか、VPN を使っているか、プロキシを設定しているか

進行中の SSL/TLS 障害がないかは、Cloudflare Status で確認してください。

問題が続き、多くの訪問者に影響する場合は、収集した診断情報を添えて Cloudflare Support に問い合わせてください

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