Cloudflare のウェブアプリケーションファイアウォール(Cloudflare WAF)は、受信する Web と API のリクエストを検査し、ルールセットと呼ばれるルールの集まりに基づいて、望ましくないトラフィックをフィルターします。WAF は Rules language を使います。これは、IP アドレス、URL パス、ヘッダー、本文など、リクエストのプロパティでトラフィックをフィルターできる柔軟な式構文です。
ルール は、フィルターと、そのフィルターに一致する受信リクエストに対して行うアクションを定義します。
ルールセット は、Cloudflare のグローバルネットワーク上のトラフィックに適用できる、順序付きのルール集合です。ルールセット内のルールは、順番に評価されます。終了アクション(Block、Challenge、Redirect など)を持つ最初の一致ルールで評価が止まります。それ以降のルールは、そのリクエストでは実行されません。
Cloudflare WAF には次が含まれます。
- マネージドルール(例: Cloudflare Managed Ruleset)。Cloudflare が作成したシグネチャベースのルールで、既知の攻撃に対する即時保護を提供します。
- トラフィック検知(例: ボットスコアと攻撃スコア)。リクエストにメタデータを付与します。
- 個別の要件向けのユーザー定義ルール。カスタムルール と レート制限ルール を含みます。
Cloudflare WAF の主な役割は、次の 2 つです。
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検知: 受信リクエストを 1 つ以上の トラフィック検知 に通し、悪意のある、または悪意がある可能性のある活動を見つけます。有効な検知のスコアは Security Analytics ダッシュボードで確認できます。セキュリティ状況を分析し、適切な緩和ルールを判断できます。
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緩和: カスタムルール、マネージドルール、レート制限ルール などの緩和機能で、リクエストをブロック、チャレンジ、またはスロットルします。トラフィックを緩和するルールは、式にトラフィックスキャンのスコアを含め、悪意のある可能性のあるリクエストにより適切に対処できます。
WAF は現在、受信リクエストのセキュリティ脅威を見つけるために、次の検知を提供します。
- 攻撃スコア: 既知の攻撃バリエーションと悪意のあるペイロードを調べます。トラフィックを 1(悪意がある可能性が高い)から 99(悪意がある可能性が低い)のスケールでスコア付けします。
- 漏洩認証情報: データ侵害で以前に漏洩した認証情報(ユーザー名とパスワード)を、受信リクエストからスキャンします。
- 悪意のあるアップロード: アップロードされたファイルなどのコンテンツオブジェクトを、マルウェアのような悪意のあるシグネチャについてスキャンします。
- AI Security for Apps: 大規模言語モデル(LLM)を使ったサービスを、不正利用から守るのに役立ちます。
- ボットスコア: トラフィックを 1(ボットの可能性が高い)から 99(人間の可能性が高い)のスケールでスコア付けします。
Cloudflare ダッシュボードでトラフィック検知を有効にするには、Security の Settings ページを開きます。
Settings を開く ↗Cloudflare は、受信リクエストを処理するときに、種類の異なるルールを評価します。終了アクション(Block、Managed Challenge、Redirect など)を持つ最初のルールで、以降の評価はすべて止まります。たとえば、リクエストをブロックする IP Access ルールがあると、カスタムルールは実行されません。ルールの実行順序は次のとおりです。
- IP Access ルール
- Firewall ルール(非推奨)
- カスタムルール
- レート制限ルール
- マネージドルール
- Cloudflare Rate Limiting(旧バージョン。現在は利用できません)
ルールは順番に評価されます。終了アクション を持つルールに一致すると、評価は止まり、アクションがすぐに実行されます。終了しないアクション(Log など)のルールは、後続ルールの評価と実行を妨げません。ルールの評価方法の詳細は、Ruleset Engine ドキュメントの ルールの評価 を参照してください。
各 WAF 機能が実行されるフェーズの詳細は、WAF フェーズ を参照してください。
リライト、IP Access ルール、カスタムルール、マネージドルールのよくある相互作用は、ルールフェーズの相互作用 を参照してください。