プロジェクト全体で共有するキャッシュを使い、依存関係とビルド出力をビルド間で再利用すると、Workers のビルド時間を短縮できます。
Workers プロジェクトでビルドキャッシュを有効にしたあと、最初のビルドが関連アーティファクトをキャッシュに保存します。以降のビルドは、設定を変えない限りキャッシュから復元します。
有効にすると、ビルドキャッシュは package.json からパッケージマネージャーとフレームワークを自動検出し、それに合わせてデータをキャッシュします。
依存関係キャッシュとビルド出力キャッシュに対応しているパッケージマネージャーとフレームワークは、次のとおりです。
Workers のビルドキャッシュは、次のパッケージマネージャーのグローバルキャッシュディレクトリをキャッシュします。
| パッケージマネージャー | キャッシュ対象ディレクトリ |
|---|---|
| npm ↗ | .npm |
| yarn ↗ | .cache/yarn |
| pnpm ↗ | .pnpm-store, .local/share/pnpm/store |
| bun ↗ | .bun/install/cache |
pnpm のストアディレクトリを別の場所に設定している場合、Workers Builds はそのディレクトリをキャッシュしません。
一部のフレームワークは、ビルド時に中間出力や依存関係を置くキャッシュディレクトリを提供します。Workers Builds は使用中のフレームワークを自動検出し、このディレクトリを後続ビルドで再利用できるようにキャッシュします。
ビルド出力キャッシュに対応しているフレームワークは次のとおりです。
| フレームワーク | キャッシュ対象ディレクトリ |
|---|---|
| Astro | node_modules/.astro |
| Docusaurus | node_modules/.cache, .docusaurus, build |
| Eleventy | .cache |
| Gatsby | .cache, public |
| Next.js | .next/cache |
| Nuxt | node_modules/.cache/nuxt |
| SvelteKit | node_modules/.cache/imagetools |
ビルドキャッシュには、次の制限があります。
- 保持期間: 最後に読み取ってから 7 日後にキャッシュを削除します。未読のキャッシュアーティファクトは、作成から 7 日後に削除します。
- ストレージ: プロジェクトごとに 10 GB を割り当てます。プロジェクトのキャッシュがこの上限を超えると、最も長く読み取られていないアーティファクトから自動的に削除します。
ビルドキャッシュを有効にする手順は次のとおりです。
- ダッシュボードの Workers & Pages Overview ↗ を開きます。
- Workers プロジェクトを探します。
- Settings > Build > Build cache に移動します。
- Enable を選び、ビルドキャッシュをオンにします。
ビルドの問題をデバッグするときなど、必要に応じてプロジェクトのビルドキャッシュをクリアできます。手順は次のとおりです。
- ダッシュボードの Workers & Pages Overview ↗ を開きます。
- Workers プロジェクトを探します。
- Settings > Build > Build cache に移動します。
- Clear Cache を選び、ビルドキャッシュをクリアします。