このチュートリアルでは、Netlify アプリケーションを Cloudflare Workers へ移行する手順を説明します。
すでに Netlify にデプロイ済みで、Cloudflare Workers でホストしたいプロジェクトがあることを前提とします。Netlify 固有の機能は Cloudflare Workers では使えません。対応状況の詳細は Workers の互換性マトリクス を参照してください。
Next.js、オンデマンドレンダリング付きの Astro など、一部のフレームワークには Cloudflare Workers への移行専用ガイドがあります。詳細は フレームワークガイド を参照してください。フレームワークに 既存プロジェクトを Workers にデプロイする ガイドがある場合は、その手順に従ってください。ない場合は、次の手順を続けます。
アプリケーションを Cloudflare Workers へ移すには、ビルドコマンドとビルドディレクトリが必要です。Cloudflare Workers はこの情報でアプリケーションをビルドしてデプロイします。次では、Netlify Dashboard でこれらの値を確認する方法を説明します。
Netlify Dashboard で、Workers へ移行したいプロジェクトを開きます。そのプロジェクトの Project configuration メニューを開き、Build & deploy メニュー項目を開きます。Build settings カードに Build command と Publish directory フィールドがあります。Cloudflare Workers へデプロイするときに使うので、これらを控えておきます。次の画像では、Build Command は npm run build、Output Directory は .next です。
プロジェクトのルートに wrangler.jsonc または wrangler.toml ファイルを作成します(wrangler.jsonc をおすすめします)。中身は、デプロイするアプリケーションの種類によって異なります。静的サイト生成(SSG) のアプリケーションか、シングルページアプリケーション(SPA) かです。
いずれの場合も、<your-project-name> をプロジェクト名に、<your-build-directory> を Netlify で確認したビルドディレクトリに置き換えてください。
静的サイト の場合は、wrangler ファイルに次を追加します。
{
"name": "<your-project-name>",
// Set this to today's date
"compatibility_date": "2026-09-20",
"assets": {
"directory": "<your-build-directory>",
},
}name = "<your-project-name>"
# Set this to today's date
compatibility_date = "2026-09-20"
[assets]
directory = "<your-build-directory>"シングルページアプリケーション の場合は、not_found_handling フィールドを含む次の内容を Wrangler 設定ファイルに追加します。
{
"name": "<your-project-name>",
// Set this to today's date
"compatibility_date": "2026-09-20",
"assets": {
"directory": "<your-build-directory>",
"not_found_handling": "single-page-application",
},
}name = "<your-project-name>"
# Set this to today's date
compatibility_date = "2026-09-20"
[assets]
directory = "<your-build-directory>"
not_found_handling = "single-page-application"一部のフレームワークには、Cloudflare Workers への移行専用ガイドがあります。詳細は フレームワークガイド を参照してください。フレームワークに「既存プロジェクトを Workers にデプロイする」ガイドがある場合は、その詳細な手順に従ってください。
アプリケーションには、Cloudflare Workers へビルドしてデプロイするための設定が整いました。
新しい Worker を接続する ガイドでは、GitHub プロジェクトを Cloudflare Workers に接続する手順を説明しています。設定ステップでは、ビルドコマンドが Netlify で確認したコマンドと同じであることを確認してください。デプロイコマンドはデフォルトの npx wrangler deploy のままにします。
Workers のカスタムドメインは、アカウントでゾーンとして設定されているドメインだけに対応しています。ゾーンとは、DNS とトラフィックを Cloudflare が管理するドメイン(example.com など)です。
Workers プロジェクトにカスタムドメインを追加する 手順に従ってください。ドメインのゾーン作成についても追加情報があります。
カスタムドメインの設定が済み、リクエストが Cloudflare Workers に届くようになったら、Netlify アプリケーションを安全に削除できます。
追加の移行手順は、Cloudflare Pages から Workers への移行ガイド を参照してください。Netlify 固有ではありませんが、役立つ追加ステップもあります。