Workers のトレーシングは現在オープンベータです。このページでは、現時点の制限とロードマップ上の今後の機能をまとめています。
フィードバックや機能リクエストは、Workers tracing の GitHub ディスカッション ↗ へお願いします。
Spectre 攻撃を防ぐためのセキュリティ対策 により、Workers Runtime は I/O イベントが発生するまで時刻を更新しません。そのため、実際にはより長くかかった処理でも、一部の span の長さが 0 ms になることがあります。
Cloudflare Workers チームは、こうしたケースでもミリ秒単位の時間を公開できるセキュリティ対策を検討しています。
トレースを外部プラットフォームにエクスポートする場合、trace ID は Cloudflare 外のサービスには伝播しません。そのため、Workers のトレースは、オブザーバビリティツール上で Cloudflare 以外のサービスのトレースとつながりません。
W3C Trace Context 標準 ↗ を使った自動的なトレースコンテキスト伝播に取り組んでいます。これにより、既存のツールとサービスをまたいだエンドツーエンドの可視性が得られるようになります。
各 span により詳しい属性を追加する予定です。すでに計測されている項目の一覧は こちら で確認できます。
不足している情報についてのフィードバックは、追加や変更の優先度を決めるうえで役立ちます。トレーシングを効果的に使うために特定の属性が必要であれば、Workers tracing の GitHub ディスカッション ↗ にコメントしてください。
Workers のトレーシングはベータのため、span 名と属性名はまだ確定していません。わかりやすさの向上と OpenTelemetry のセマンティック規約への合わせ込みのため、ベータ期間中に名前を見直すことがあります。更新がないか、spans と attributes のドキュメント を定期的に確認してください。
- 一部の span にだけ適用される属性があります(例:
service.name、faas.name)。トレースとログをまたいで Worker 名で絞り込んだりグループ化したりする場合は、代わりに$metadata.serviceを使ってください。すべてのイベント種別で一貫して適用されます。 - トレースの処理中、ルート span には
Trace in Progressと表示されます。完全なトレースが使えるようになるまで、少し待ってください。