Skip to content

非公式本サイトは非公式の日本語ドキュメントであり、Cloudflare 公式サイトではありません。最新情報はdevelopers.cloudflare.comをご確認ください。

Local Explorer

最終更新 Markdown で表示Agent セットアップ

Local Explorer は、ローカルの バインディング にあるデータを閲覧・編集し、開発中の Worker 呼び出しをデバッグするためのブラウザー向けインターフェイスです。ローカル開発サーバーの /cdn-cgi/local/explorer で使えます。

CLI コマンドを実行したり、確認用の一時コードを書いたりしなくても、ブラウザーで Local Explorer を開けば、データの操作、トレースの確認、ログの検索ができます。テストデータの投入、Worker が書き込んだ内容の確認、失敗したリクエストのデバッグ、ローカル D1 データベースへの SQL 実行などに便利です。

Local Explorer は WranglerCloudflare Vite plugin の両方で使えます。

前提条件

Local Explorer を開く

  1. ローカル開発セッションを開始します。

    npx wrangler dev
  2. ブラウザーで Local Explorer を開きます。

    • Wrangler: ターミナルで e を押します。
    • Vite plugin: 開発サーバーのルートとポートで、/cdn-cgi/local/explorer に直接アクセスします。

Local Explorer はデフォルトで利用でき、Wrangler の設定 で定義したバインディングを自動検出します。

対応しているバインディング

Local Explorer は次のバインディング種類に対応しています。

バインディング 表示 編集
KV キーの一覧表示、値とメタデータの確認 キーと値の作成、更新、削除
R2 オブジェクトの一覧表示、メタデータの確認 オブジェクトのアップロードと削除
D1 テーブルと行の閲覧、SQL クエリの実行 SQL による行の挿入、更新、削除
Durable Objects(SQLite ストレージ) SQLite テーブルと行の閲覧、SQL クエリの実行 SQL による行の挿入、更新、削除
Workflows インスタンスの一覧表示、ステータスとステップ履歴の確認 新規実行の起動、失敗したインスタンスの再試行

D1 と Durable Objects の SQL Studio

D1 データベースと、SQLite storage API を使う Durable Objects では、Local Explorer に SQL Studio が含まれます。デプロイ済み D1 データベース向けの Cloudflare ダッシュボードと同じ操作感です。インライン編集できるテーブルブラウザーと、任意のクエリを実行できる SQL クエリエディターの両方を使えます。

Observability

Local Explorer は、wrangler dev 中のすべての Worker 呼び出しから、コードを変更せずにトレースとログを自動収集します。本番の Workers Logs および Traces と同じ計装が使え、呼び出しログ、バインディング操作、タイミング、コンソール出力を、開発中にブラウザーで確認できます。

Logs

Logs ビューは、Worker からのすべての console.* 出力を記録します。レベル(error、warn、info、log、debug)で絞り込むか、テキスト検索で特定のメッセージを探せます。

Traces

Worker の呼び出しは、それぞれ 1 つのトレースとして表示されます。トレースを選ぶと、タイミング、ステータス、エラー詳細つきで、すべてのバインディング操作を確認できます。

トレースは remote bindings 経由の操作も記録します。ローカルで動いている Worker から、デプロイ済みリソースへの呼び出しを調べられます。

たとえば、リクエストが D1 を 2 回呼び出し、2 回目が失敗した場合、console.log() や try/catch を追加しなくても、成功した呼び出しとエラーになった呼び出しをトレースで特定できます。

POST /api/todos のトレースビュー。2 つの D1 データベーススパンを表示しています。1 つ目の INSERT は成功し、2 つ目は「no such table: audit_log」エラーで失敗しています

API

Local Explorer は /cdn-cgi/local/explorer/api に API を公開しており、ブラウザーインターフェイスと同じ操作をプログラムから実行できます。API は、利用可能なエンドポイント、パラメーター、レスポンス形式を記述した OpenAPI specification を返します。

OpenAPI spec を取得するには、次を実行します。

curl http://localhost:8787/cdn-cgi/local/explorer/api

AI エージェントでの利用

Wrangler または Cloudflare Vite plugin が AI エージェント内で動作していることを検出すると、Local Explorer API のエンドポイントをターミナルにヒントとして出力します。エージェントはそのエンドポイントから OpenAPI specification を取得して操作を把握し、ローカルデータの読み書き、トレースとログの照会、Worker のデバッグを API で行えます。

ヒントには API の URL と関連エンドポイントが含まれます。

This dev session is running in an AI agent.

The Local Explorer API is available at
http://localhost:8787/cdn-cgi/local/explorer/api

...

Debug with traces:
POST /cdn-cgi/local/explorer/api/local/observability/query -- query traces and logs with SQL

CLI の代わりに、エージェントに次のような作業を任せたい場合に便利です。

  • ローカルの KV 名前空間や D1 データベースへテストデータを投入する
  • デバッグ中に Durable Object の状態を確認する
  • 入力データを変えて Workflow の実行を起動または再試行する
  • ローカルの R2 バケットへテストファイルをアップロードする
  • エラーのある直近リクエストを見つけ、失敗したスパンを詳しく調べる

役に立ちましたか?